「桜花賞は目一杯の仕上げではなかった」 | |
―― 2400mという距離はどうですか? | |
四位 | 距離は、絶対に大丈夫です。合います。 |
松永 | 最初から中距離をイメージしていた馬ですからね。 先ほども言いましたけど、 エルフィンSのあとは、 1600mは、桜花賞だけでいいかな、 って思ったぐらいですから。 これは、プラスだと思いますよ。 血統的にも、 カーリアンにマンハッタンカフェですから、 合うはずですよ。 ただ、ブエナビスタも カーリアンにスペシャルウィークだから、 似てるといえば似てるんですよね。 |
―― では、輸送など、課題は何かありますか? | |
松永 | 輸送は、桜花賞の感じからすると、 もちろん距離とか時間は違いますけど、 特に心配ないと思うんですけどね。 前日に入厩させる予定ですね。 レースに関しては、まだキャリアが浅いですし、 現時点では、これといってないですよ。 |
四位 | ぼくもそう思います。 たとえば、勝負どころでエンジンの掛かりが遅いとか、 課題はなくはないですけど、 そういうのはキャリアを積んでいけば 解消してくると思っているんです。 だって、何度も言いますけど、 まだ3回しか競馬やってないんですよ。 たいしたもんですよ。 |
―― 馬体も含めて、どういう調整で臨みますか? | |
松永 | 桜花賞のあとは少し楽をさせてますから、 徐々にピッチを上げます。 たぶん、オークスのときは、 絞れて出てくると思いますよ。 桜花賞のときよりも、 もう一段上の仕上げで勝負するつもりですから。 |
四位 | 馬体に関しては、 ジョッキーが入り込む余地はないと思ってます。 F1でいうと、ぼくはドライバーですから。 ボディーやエンジンは、 厩舎の皆さんの領域ですからね。 |
松永 | そうだね。 だから、ぼくらがしっかり仕上げて、 四位に託す、ということです。 |
四位 | そうですね。 ジョッキーは、厩舎の方が作ったものを、 馬場で曳き綱を離される瞬間に、 最後のバトンとして渡されるわけです。 そこからの結果は背負わなきゃいけないですし、 プレッシャーも感じますよ。 でも、その責任を果たせたときの喜びというのは、 ほんとに何物にも替えがたいものがありますよね。 幸せな仕事をやらせてもらっていると思います。 |
(明日につづく) 14時に更新します | |
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