来るべき秋の決戦に向けて、休んではいられない。 | |
―― オークスを終えてから、ディザイアの様子はどうでしたか? | |
松永 | さすがにちょっと疲労感はありましたね、 |
―― 終わってすぐ放牧に出たんですね? | |
松永 | そうですね。 |
―― 四位騎手は、放牧中のディザイアを見に行かれたとか? | |
四位 | ええ、札幌開催の合間に行って来ました。 6月の終わりか7月の頭ぐらいでしたかね。 ちょうど運動が終わって ご飯を食べてゆっくりしようとしたときに ぼくが行ったから、 機嫌が悪かったですけどね(笑)。 |
西川 | 馬にもそんなときがあるんだね(笑)。 |
―― 放牧に出しているときは、牧場に指示は出すんですか? | |
松永 | とくに細かい指示はしないですね。 最初だけ少し楽をさせて、 あとは緩めず乗っといてください、 ということぐらいですね。 |
―― 何度か見には行きました? | |
松永 | ええ、行きましたよ。 放牧先の社台ファームで、 いつも同じグループで調教をやっていたのが、 ディザイアとジェルミナルとワンカラット だったんですね。 桜花賞の2、3、4着馬ですよ。 それで、牧場の坂路を上がってくるんですけど、 いつもディザイアが先頭なんです。 だから、 「その順番は、間違えないでください」 って牧場のスタッフの方にお願いしていましたよ(笑)。 |
西川 | そういうのは大事ですよ(笑)。 |
―― 放牧から戻ってきてからは、どんな様子でしたか? | |
松永 | やはり夏を越えて、 馬体もひと回り大きくなった感じはしましたしね。 栗東に戻ってきてからは、 まだ、オークス前の絶好調とまでは いかなかったけど、 調子がグッと上がってきたのが感じられました。 |
四位 | 調子が上がってこないと、 1週前の坂路で50秒ジャストなんて時計は 出ないでしょう。(笑) |
松永 | それでもオークスに比べれば、 まだまだでしたけどね。 |
(明日につづく) |