秋初戦となったローズS。 | |
―― これまでと同様に、四位騎手は、 ローズSの1週前に追い切りに騎乗しました。 あのときは、どんな感触でした? | |
四位 | それはもう、あの坂路の時計(50秒0)が 物語っているでしょう。 |
西川 | 調子が悪かったら、あんな時計は出ないよね(笑)。 |
四位 | そうですね。 あのときは、 併せ馬をする予定で坂路にいったんですけど、 相手の馬が先に行っちゃって、 ちょっと離れちゃったんですよね。 だから、 「無理に併せるよりも、この馬のリズムで行こう」 と思って進めてたら、 最後に追いついて、抜いちゃったんですよ。 「ああ、やっぱり動く馬だなぁ」 と思って時計を聞いたらビックリ。 |
―― 先生からの指示はあったんですか? | |
四位 | 幹夫さんからは 「直前は軽めで行きたいから、 今週は、ある程度の時計を出して欲しい」 とは言われてたんですけどね。 でも、あんなに出るとは思いませんでした。 |
―― 目一杯じゃなくても、 あれだけの時計だったんですね。 | |
四位 | 乗ってても、 そんなに出ている感じはしなかったんですよね。 |
―― となると、ディザイアは、 相当パワーアップしているということですかね? | |
松永 | いや、パワーアップというよりも、 もともとそれだけの能力がある馬ですからね。 やれば、ある程度の時計が出ることはわかってましたから。 |
四位 | そうなんです。 もうすでに、 春の時点であれだけのパフォーマンスを 見せている馬ですから、 力があるのは間違いないわけです。 だから、むしろこの時期は、 本来の調子にあるかどうかを心配する感じですね。 あれだけの時計がポンと出ましたから、 だから、変わってなくて安心しましたね。 無事に夏を越してくれたな、と。 |
(明日につづく) |