哲 | 武ちゃんは、現在でも、海外に腰を据える、 |
武 | できれば、そうしたいという気持ちは、強くあります。 先ほども言いましたが、 海外に行くことで、初めて分かることはたくさんあるし、 2回目、3回目と経験を重ねることで、 もっともっと深いところで理解できることも出てくる。 ですから、海外には、なるべく頻繁に出かけていきたいですね。 |
哲 | 欧州の最高峰レースである凱旋門賞や、 アメリカのブリーダーズCに勝ってみたいという気持ちは、 当然、持っているのだろうけど、 ほかにも、このレースには、 是非勝ってみたいという競走はある? |
武 | ドバイワールドCは、是非勝ちたいレースですね。 1996年から始まった、歴史的には浅いレースですが、 世界最高賞金が懸かった競走というのは、 なんと言っても、魅力的です。 凱旋門賞やブリーダーズCも含めてですが、 こういう世界中のホースマンが注目する競走に勝つことは、 毎年の目標になっている。 だから、そこで好勝負できる馬と巡り合いたいと、 いつも切実に願っているんです。 |
写真は2009年まで使用されていたナド・アルシバ競馬場 | |
哲 | ドバイワールドCに関しては、 今年からオールウェザーコースに変わる(注1)よね。 オールウェザーは、やはりダートコースとは違うの? |
武 | まさに、ダートでもないし、芝でもない、 “オールウェザー” としか言い表しようがないコースですね(笑)。 まあ、素材はかなり素晴らしいものが使われているし、 雨のときでも滑らない。 騎手にとっては、とても乗りやすいコースですよ。 |
(月曜日更新の第15回につづく) | |
次回は、新春対談らしく、武騎手に2010年の抱負を伺います。 お楽しみにお待ちくださいませ! | |
(注1) 2010年のドバイワールドCが開催されるのが、新設のメイダン競馬場。 外周は一周2400mの芝コース、内周が一周1750mのオールウェザーコースとなる。 | |
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