哲 | 海外に常駐しているプロゴルファーたちからも、 |
武 | まあ、人種差別的なことを、感じたことは確かにありましたよ。 アメリカでの話ですけど、 “日本人なんかに、オレの馬を乗せるな” と、 はっきり言った馬主もいましたしね。 あと、“パールハーバーで肉親を失ったから、日本人は嫌いだ” と言われたこともある。 そこまで、悪意を表に出されたわけではないけど、 フランス語で、細かい内容はよく分からないものの、 “あっ、今オレの悪口言っているな”(笑) と感じることも多かったかな。 |
哲 | 海外の競馬関係者の、日本競馬に対する理解度みたいのは、 どんな感じなの? |
武 | もちろん、ちゃんと分かってらっしゃる人もいますけど、 1990年代初めに、ぼくがアメリカに行ったときには、 “エッ、日本でも競馬やっているの?” って、 本気で言われたことがありましたから。 “そういえば、ジャパンCとかいうレースがあったね” なんてね(笑)。 |
哲 | 日本では、競馬ブームが起きていて、 凄く盛り上がっていた時期なのにねぇ(笑)。 |
(月曜日更新の第12回につづく) | |
明日は、武豊騎手がアメリカで、そのデビュー戦の手綱を取った、 米二冠馬ポイントギヴンの話題などをお届けします。 お楽しみに! | |
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