サラリーマン佐藤くんの他力本願戦記 馬券術どおりに買ったら、こうなった。

はじめまして、佐藤です。

 私は、至って普通のサラリーマン。32歳。身長体重は日本人の平均程度。勉強もスポーツも人並みで、中堅大学を出て、現在は中堅企業に勤めて事務職に就いている。朝8時半に出社して、夜は8時過ぎに帰宅。週休二日で土日出社は月に1、2回。残業は月20時間程度だ。

 そんな絵に描いたような平々凡々な生活を営む私なのだが、趣味の競馬だけはまったくダメなのである。控除率分を除いて75%ぐらいの回収率というのが自分にはお似合いのような気がするのだが、私にとっては遙か彼方の夢のような数字だ。

 まあ、馬券を買うこと自体が好きなので、毎週毎週負け続けても懲りずに楽しんではいる。でも、本当は当てたくて当てたくてたまらない。なにをやっても平凡な私だからこそ、馬券ぐらいは人よりうまくなりたいと思う。しかし現実は、当てたいと思えば思うほど、的中から遠ざかっていく。

 そこで考えた。もう、いっさい自分では予想しないほうが当たるのではないか、と。

 幸い、世の中には馬券術というものがたくさん存在する。役に立ちそうなものもあれば、見るからに怪しげなものもあるが、その方法で実際に馬券を獲っているからこそ、馬券術として世に出ているのだろう。どうせ自分で予想しても当たらないのだから、馬券術が示すとおりに買ってみよう。

 もちろん、いずれは自分の力で予想して馬券上手と言われるようになりたい。でも、いまのままではいつまで経ったも不可能だ。いろんな馬券術を実践するうちに、アタリ馬券の買い方がわかってくるのではないか。そんな思いもある。

 見本原稿なので、話は唐突だ。

 さて、今週は札幌記念。

『「2年前」を見るだけで高配当が当たる本』(東那出版)に基づいて予想を進める。
「今度のレースの人気にもっとも影響を与えるのは前走。
だからこそ、前走を無視することで穴馬券を獲ることができる」というのがこの馬券術の骨子。

 見本原稿なので詳細は省くが、本命はミストラルクルーズに決定。前走の函館記念では9着に敗れているが、2年前の七夕賞は2着に好走。
人気の一角となりそうなマイネルキッツには七夕賞で先着していながら、シルシはポツンポツンといった感じで、妙味は十分期待できそうだ。
3歳時は菊花賞に駒を進めた期待馬の素質開花に期待したい。

自分では予想しないほうが、当たるのでは…

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